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『VOICE』7月号、伊藤貫VSジェームス・マン [本から]

『VOICE』7月号、伊藤貫VSジェームス・マン
  アメリカ政府の中国観が、中国の実態はかけ離れていることを鋭く指摘したジェームス・マンの『危険な幻想(英題China fantasy)』という本についての著者のマンに伊藤貫氏がインタビューしたものた。

 中国観は三つに分かれる

①心地良いシナリオ Soothing scenario
中国に活発な投資と自由貿易を続けていけば、現在は一党独裁国家であるい中国もいずれ自由で民主的な国に生まれ変わり、中国の外交関係も平和と協調をベースとしたものになるだろうという楽観論

いつか覇権主義を捨て、人権弾圧をやめて独裁国家をやめて民主国家になるということはちょっと想像すればありえないのだが、アメリカ人も遠いアジアの国ということもあるし、事なかれであって欲しい、もう戦争も争いもたくさんだと思っているからそう考えるようにしている。

ブッシュ41父、クリントン、ブッシュ43息子ともに、実際自由と民主主義のために中東ではガンガンミサイル打つのに、中国の人権弾圧と一党独裁を批判することはない。
ニューヨーク・タイムズもこの典型。

②動乱のシナリオ Upheaval scenario
中国から来るニュース、貧富の差の拡大、都市部と農村部の対立、労働協議の発生、農民の動乱、公害の悪化、共産党の内部抗争、官僚の腐敗、不良債権問題、土地バブルなどがあるので、いずれ中国は崩壊・分裂してしまうから中国を警戒する必要はない。

この考え方は、日本の保守派にも多く、私はこれを一番心配している。
日本国民に中国は問題を抱えすぎているからといって、その問題点を紹介することによって逆に安心させてしまっている。

③第三のシナリオ、都合の悪いシナリオ
 マン氏の持説。中国は現在のような抑圧的な独裁政治を維持したまま、経済力と軍事力を着々と増強していく。経済力と軍事力を蓄積していけば、中国はいずれ世界の抑圧的独裁諸国や軍事優先国のリーダーとなる
この第三のシナリオについて公然と危惧している政治家は日本では、中川昭一氏、麻生太郎氏くらいではないだろうか。


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